中間管理事業を活用した農地集積と現場試験による飼料用米の増収
整備前
段差が多く小区画で散在していたほ場では、大型機械での耕作に不適であり、用排水施設の老朽化によって漏水や土砂の滞留等、維持管理に労力を要していた。
基盤整備
農地の集団化による労働力の軽減など農業の生産性を高め農家経営の安定化
●区画整理やため池改修、用排水路の整備により、用水不足の解消、維持管理労力の軽減、さらに、大区画化、農道整備による大型機械の導入が可能になり、農業生産性の向上を目指す
生産現場
プロジェクトチームによる実証ほ場での取組
●流し込み施肥装置による施肥
●土壌診断による施肥
●生育診断による栽培管理
●レーザーレベラーによるほ場の均平化(予定)
地区内のほ場を利用し、県北地域重点推進プロジェクトチームによって、飼料用米の目標収量630kg/10aを達成するための取組を支援している。
担い手
担い手への農地集積
農地中間管理事業によって、担い手に6割以上農地を集積した。
地区内ほ場における飼料用米収量性改善の効果
基盤整備、農地集積による農作業の効率化、補助事業等を活用した取り組みによって作付面積及び単位面積当たりの収量が増加した。
工夫のポイント
●基盤整備を契機に農地集積を進め、農業生産性の向上を図った
●飼料用米導入のための交付金等の支援施策を活用した栽培支援
●県北農林事務所県北地域重点推進プロジェクトチームによる取組支援
●位置:茨城県高萩市 ●地区面積:39.0ha ●地区傾斜:平均1/65
●主な支援施策:水田活用直接支払交付金、産地交付金、米の直接支払い交付(主食用水稲)