米の生産コストの低減
整備前
ほ場は10aの小区画もしくは未整備で、地区内の農道は幅員が狭く、用排水施設は土づくりが多く、営農に多大な労力を費やしていた。
基盤整備
農地の大区画化による農地集積の推進
区画形状を大区画化し、支線道路、排水路、パイプラインを計画的に配置し、経営体への農地集積を急速に図る。
生産現場
大区画化による大型機械・低コスト技術の導入
●農地の大区画化による、大型機械の走行や営農管理の省力化、加工用米の生産面積の増加により生産性が向上
担い手
中間管理機構を活用した担い手への農地集積
●基盤整備を契機に担い手への農地集積が大幅に進展し、耕作意欲の向上を促し担い手が増加
●農地集積率 事業前 3.8 % → 事業後72.4 %
●大区画化率 事業前 0.0 % → 事業後19.0 %
生産コスト削減による効率的な営農と新たな販売拡大による米販売額の増加
●農地の大区画化により営農管理の省力化が進み生産コストが削減されたと同時に、新たに加工用米の生産を行ったことにより、生産農家の米販売額は増加
工夫のポイント
●農地の大区画化・汎用化により、担い手への農地の集約化と規模拡大を促し、農地中間管理機構と連携して集積を促進する
●生産効率の向上により生じた余剰労力を活用し、新たな販売拡大として新商品の開発・ブランド化の加速化を図る
●位置:茨城県北相馬郡利根町・龍ケ崎市 ●地区面積:157ha ●主要作物:水稲
●主な支援施策:高度化支援事業